皆さんご存知だと思う「AT車」と「MT車」。
AT車とは、自動変速機
トランスミッションがついた車で、シフトレバーに「P」「R」「N」「D」「2」「1」(基本)とあり、足元のペダルには「
アクセル」と「
ブレーキ」しかない(
サイドブレーキがある車種もあります)車です。
MT車とは、手動変速機トランスミッションがついた車で、シフトレバーに「1」「2」「3」「4」「5」もしくは「6」速まであり、足元のペダルには「アクセル」「ブレーキ」「
クラッチペダル」が備えつけられます。
昔からAT車とMT車では「どちらが
燃費がいい」のか議論が絶えませんでした。
私はMT車が燃費がいいと考え、多くの人に「MT車のほうが燃費がいい」といってきました。
ですが、「AT限定」の免許書を女性だけではなく男性もとるようになり、その普及率から「AT限定」でも仕事になんら影響がでなくなり(一部除く)、メーカー側も更に開発を続けてきた結果ATも革新的な変化が起きました。
ご存知「
CVT(無段変速機)」の登場です。
以前の「AT車」は「MT車」のクラッチを無くし自動変速に変えただけで、「1速」から「2速」というMT車と同じ動きをしていました。
それを「CVT」はを無段階で変速できるようになったのです。
(簡単に考えると、「1.11〜1.12.〜1.13・・・1.98・・・2.38」と細かく変速ができるようになったのです。)
これによって「1速」から「2速」への変速ショックもなくなり乗り心地も向上。
そして一番の課題「燃費」も、いまやCVTが一番かもしれません。
(余談※1)
燃費は「CVT」に劣るもののアクセルペダルを踏んでからの車のアクティブ性では「AT」が勝ることから、ATも進化を求められました。
「1速→2速半クラ→2速→3速半クラ→3速→4速半クラ」と
シフトチェンジに半クラ(半クラッチ)を入れてきたのです。(トヨタだけ?)
これによりCVTと同等の変速ショックの低減と、1〜2速間のどちらも
ギヤとも選べない状況から「2速半クラ」を入れることによって燃費が向上したのです。
上記のことから、いまや一概に「MT車」の方が燃費がいいとは言えなくなり、MT車もかなりの腕前と知識があるドライバーでなければ「AT車」「CVT車」の燃費を超えることは難しいでしょう。
(余談※2)
今後の「
燃費向上・節約運転」の内容にあてはまらないのもありますので、ここで自分の車が「AT車」「MT車」もしくは「CVT車」、どれにあてはまるかを把握しておいてください。