目的地への道のりが複数ある場合、どのようにルートを選びをしますか。
・道路が広い
・信号が少ない
・渋滞がない
・所要時間が短い
上記の条件にあう道路の大半は新しく作られた道路だったりしますが、時間帯によっては旧道の方が目的地への所要時間が短い場合があります。
(余談※1)
<駅をバイパス>(注意※1)
右の図は、渋滞が発生しやすい駅を避けるためにバイパス道路「B」が建設されました。
「駅」や道路A周辺の「店」を利用しない車が道路Bを利用するようになり、道路Aの渋滞が緩和されました。
駅を利用しないドライバーにとって、道路Bは渋滞しない早いルートとしてよく利用されています。
その結果、周辺のドライバーには「ルートAよりBの方が早い」と頭に刷り込まれていきます。
図の道路はAをメインとしており、信号機も道路Aをメインにして動きます。
そのため新しく建設されたバイパス道路Bより、実は信号機が多いAの方が流れはスムーズです。
ただAには駅があり、周辺にお店があることから渋滞が発生しやすいのです。
しかし「お店が閉まる時間帯」「電車が動いていない時間帯」であれば、実はBよりAの方が早くこの区域を通ることができます。
「お店」「駅」を利用する車は閉まっていれば道路Aを使用しませんし、この区域を通り過ぎるだけの車は「ルートBの方が早いと頭の中に刷り込まれている」こともAが早くなる理由のひとつです。
<流れから抜ける>
右の図は新しいバイパス道路Bつくられ、Aは以前のままの県道です。
県道からいったん抜けるようにBが作られましたが、「車線は多く」「お店も信号も少ない」ことから、たとえAに再度合流したとしても、県道Aを通るよりBの方がこの区間を早く通り抜けることができます。
そして、目的地である黒四角に向かうのに再度県道Aへの合流がないBは、バイパス道路が作られたことを歓迎したいぐらいに早く到着することができます。
ですが、22時を過ぎる頃から県道Aの利用者が減り、23時を過ぎる頃には目的地には遠回りであるAの方が早く到着するというマジックが起きます。
「なぜか!?」
それは県道Aの信号の動き(連動)がスムーズなのです。
Aは信号の数は多いけど数個の信号機が連動して動いているので、たとえ3・4個ある信号機が一個と同じことになります。
しかしバイパス道路Bは信号の数が少ない代わりに信号機の連動性が悪く、またスピードを出しやすいことから「暴走運転」「事故」を減らすために信号機を使って車の流れを止めています。
遠回りだと県道Aみたいな道を避けるのではなく、「信号の動き」や「時間帯」などで再度検討してみるのも、新たな最短ルートを探すのには必要です。
上記に記載したように、普段一番早いと思って利用しているルートが本当に早いとは限りません。
「曜日」、「時間帯」によってそれらが覆されることもありますので、「もしかしたら」っと思ったのであれば一度自分自身で計測してみるのも、今後の生活や
燃費向上に繋がるかもしれません。