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ブレーキ
ブレーキとは、アクセルペダルの左横「ブレーキペダル」を踏んで車のスピード(運動エネルギー)を、摩擦を利用した制動力(熱エネルギー)に変え、車を減速、停止する「制動装置」です。

ブレーキは弱い力で誰でも簡単に操作できるように「倍力装置」や、その力を各ブレーキシステムに伝える「分配機」など、その他様々な構成部品で成り立っています。
ブレーキ

発生するブレーキ力(制動力)は、約「フロント7割」「リヤ3割」と、設定されていることが多いです。


・求められる条件
容易に制動力(ブレーキ力)をコントロールすることができ、ブレーキング中の安定性が優れていること、更に短い距離で止まることが求められています。

また整備性に優れており、メンテナンス回数が少なくとも不具合を起こさないことが大切です。



・ブレーキング
ブレーキングと簡単に言っても、実は車を運転するにあたってブレーキングとはとても難しいものです。

ブレーキ操作で消耗部品の節約もできますし、燃費向上にもなります。

詳しくは関連項目のリンク先に記載しています。




<伝達経路>
「ブレーキペダル」 → 「ブレーキブースター(倍力装置)」 → 「マスターシリンダー」 → 「ブレーキフルード」 → 「油圧」 → 「ブレーキパイプ」 → 「分配機(バルブ)」「ABSアクチュエーター」 → 「ブレーキパイプ」 → 「ブレーキホース」 → 「ホイールシリンダー」「ブレーキキャリパー」 → 「ブレーキシュー」「ブレーキパッド




<種類>
ブレーキ フットブレーキ 油圧式
    複合式
    エア式
       
  パーキングブレーキ 機械式
       
  補助ブレーキ エキゾーストブレーキ
      エディ・カレント・リターダ




<ブレーキ性能>
ブレーキを必要と感じた瞬間からブレーキングまで、「反射」「空走」「制動距離」と、停止までに必要な距離は長いです。

「反射」 → 「停止距離」 = 「空走距離」 + 「制動距離」

と、上の様なチャートになります。


制動距離は「速度の2乗に比例」し、「車両質量に比例」して、車輪に働く「制動力に反比例」します。

制動力(ブレーキ力)は、タイヤがロックする寸前が最大となります。




<部品と役割>
・ブレーキパイプ
マスターシリンダーで発生した油圧を下げることなく、ホイールシリンダーまで伝えます。
「耐圧性」「耐食性」に優れ、2重巻鋼管を使用しています。


・ブレーキホース
サスペンションハンドル(ステアリング)の動きに対応するためのホースです。
「耐圧性」「たわみ性」に優れています。



・関連項目
燃費向上・節約運転」 ≫ 「ブレーキテクニック



注意
※、知らずに困った車の部品名称・自動車用語を記載内容にリンクしています。
「自動車メーカー」「地方」によって違った表現もあるかもしれませんが、あくまでも個人サイトということを忘れずにお願いします。
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