「
燃費向上には軽量化が基本」といわれるぐらい、どこのサイトでも紹介されています。
ただ「いったいどのように?」という疑問と、一緒に「軽量化するとどうなるの?」という疑問もでてくるのではないのでしょうか。
それを今回はわかりやすく、なおかつ実行しやすい軽量化方法を紹介したいと思います。
まず最初は重量増加に伴うパワー不足(馬力)と、それを補うためのガソリンの消費量増加に関する説明です。
<重量とパワー、ガソリン使用量>
皆さんは軽自動車を運転、または所有したことがあるでしょうか。
軽自動車の運転経験があれば実感したことがあると思いますが、一人で運転しているときとフル乗車(車両総重量に近い)で運転すると、
エンジンの音、もしくは
アクセルの踏み込み量が違うことに気づきます。
それは車の総重量が搭乗者によって増え、普段通りの運転をするにはパワー不足に陥っているため、パワー不足を補うためにアクセルを踏み込みパワーを増強(増量)しているのです。
「アクセルを踏み込む」 = 「ガソリンの使用量が増加」 = 「
燃費が悪い」
ということになります。
リッターあたりの燃費が18の車が16になったぐらいでは気づかないときもあるかもしれませんが、確実に燃費は低下しています。
これは普通乗用車でも同じことですし、高排気量の車に乗っていてエンジンやアクセルペダルの踏み込み量に違いがないと思っていても同様です。
どのような車に乗っていても重量が増えることによって確実に燃費は悪くなっています。
<車の軽量化方法>
基本とのなるのはどのサイトにでも載っているように、「余計なものを乗せない」ためのトランクルームの整理です。
洗車道具やゴルフバックなど、普段の運転で使用しない物は乗せないようにしましょう。
次にできる軽量化といえば燃料です。
満タンで「40〜80リットル」入る燃料タンクを常に満タンにしておく必要はありませんし、ガソリンスタンドで「○○円分」と言えば小銭を払う必要もありませんし増えません。
(余談※1)
ガソリンで簡単に、「10〜30キロ」の軽量ができます。
(注意※4)
ガソリンスタンドに行く回数は増えますが
燃費向上と思えば簡単なことです。
<軽量化による利点>
上記に記載されているように重量が増えることによって、アクセルペダルの踏み込み量が増え燃費が悪くなります。
そして重量が減り軽量になれば、逆に燃費が良くなり燃費向上できます。
車の軽量化で
タイヤへの重量負担が減り、
ブレーキを踏んだときにタイヤが踏ん張ろうとする力(車が前に進もうとする力(慣性力))を軽減できたり、カーブで車両にかかる
横G(ロールセンターにかかる遠心力)から横滑りしないようにと踏ん張るタイヤへの負担を減らすことができることから、結果的にタイヤが長持ちします。
ブレーキング時にタイヤの踏ん張りを低減できるということは、ブレーキを強く踏み込む必要がなくなるので
ブレーキパッドの消費を減らすことができ、
消耗部品を長持ちさせることは
節約に繋がります。
どのレースでも車両自体の軽量化へのチューニングを行っているぐらい車の軽量化というのは、「燃費」と「タイヤなどの消耗品」への負担軽減になります。
「燃費向上には軽量化」というのは当たり前のことかもしれません。