ドライバーの運転テクニックで同乗者の気分というのは大きく変わってきます。
楽しいドライブもドライバーの運転しだいということです。
少しでも「運転下手だなぁ」なんて同乗者から思われると次の瞬間から「もう少し避けないと・・・」「今だよ!!」「ハァー・・・」なんて、口に出さなくてもドライバーの運転方法にケチをつける人もいるでしょうし、運転が好きな人であれば幻滅されます。
知識が豊富な人であれば、性格判断を始める人がいるかもしれません。
ただ、そういった考えを始めるとドライバーの運転を気にしてしまい会話も弾まなくなります。
運転技術を向上させたいのであれば「
燃費向上・節約運転」の「
ブレーキテクニック」や「
カーブを上手に曲がるコツ」を見ていけば向上していくのですが、今回はそういった運転テクニックではない普段の運転(ドライバー)から同乗者(助手席限定)になったときに感じる「ヒヤリ」。
車の運転習慣から避けられない焦りを紹介します。
<ブレーキタイミングの違い>
普段皆さんはどのような車を運転しているでしょうか。
コスト重視の軽自動車、それともファミリー向けのミニバンでしょうか。
上記に挙げた2車種はフロント部分(フロンガラスから車の先端フロントバンパーまでの距離)が短い車種です。
フロント部分が短いというこは、信号停車などで前方の車までの距離が短い、短く停車できます。
そうそれが普段の運転で、前車との距離が「自分の中で安全」、「安全に停車できる距離」だとしても、「ヒヤリと焦る同乗者」がいるかもしれないのです。
それはフロント部分が長いクーペなどのスポーツカー、高級セダンなどのドライバーです。
「なぜ?」と思われるかもしれませんが、普段「30m」手前で
ブレーキを踏み始めているドライバーが、「20m」手前でブレーキを踏み始められたらどんな感じがするでしょう。
(余談※1)
「ちょっと早くブレーキを踏んで!!」なんて思うのではないのでしょうか。
だって普段は30m手前でブレーキを踏み始めているからです。
<停車位置の違い>
先ほどのブレーキ同様「停車位置」も同じです。
双方とも前方の車との距離が2mだったしても軽自動車の場合。
「前方の車との距離2m」 + 「フロント部分1m」 = 「3m」
スポーツカーや高級セダンの場合。
「前方の車との距離2m」 + 「フロント部分2m」 = 「4m」
たった1mの差ですが「前車との距離」、「目線の位置」の違いから、同乗者は「ヒヤリ」と焦ったり「ドキドキ」するものなのです。
もし、前方の車との距離がもっと短かったら・・・
もし、スポーツカーや高級車のフロント部分がもっと長かったら・・・
「焦り」と「ドキドキ」は倍増されます。
なぜなら普段運転している車ではすでに追突している距離だからです。
(余談※2)
もしこれが初デートだったら会話もそっちのけで焦りとドキドキの連続です。
最悪「この人の助手席には乗れない」なんて思われるかもしれません。
相手のこと、同乗者のことを考えた運転をするなら普段以上に安全運転するこが大切です。
相手が普段運転している車を確認しておくのも、ひとつの手段かもしれません。