信号待ち等で「P」レンジに
シフトチェンジして停車している車を見かけることがありますが、もっと簡単な停車のコツがります。
「P」レンジではなく「N」レンジにシフトチェンジして停車、その後サイド
ブレーキを引け(踏め)ばMT車と同じ駐車、停車方法となり、「P」レンジにシフトチェンジするより容易に停車できます。
(余談※1)
(注意※1)
Pレンジ
↑ シフトボタン
Rレンジ
↑ シフトボタン
Nレンジ
↑
Dレンジ
↑
2レンジ
↑
Lレンジ
上記のように、シフトボタンを押さなければ「N」レンジから「R」レンジにシフトチェンジすることはありません。
「D」レンジから「N」レンジにシフトチェンジする際も、シフトレバーを「N」レンジの方向に押すだけと容易に行えます。
「
シフトチェンジのコツ」で紹介した「D」レンジから「N」レンジにシフトチェンジして停車する運転を実施している方は、そのまま
サイドブレーキを引け(踏め)ば上記と同じことを更に容易に行えます。
<サイドブレーキを強く引く>
現場で作業している頃、駐車場から車を工場へと移動させる際にサイドブレーキを降ろすのですが、「P」レンジで駐車しているのにもかかわらずサイドブレーキを力の限り引いている人がいます。
10年、20年乗ってもサイドブレーキのワイヤーが切れるなんてことはありませんが、さすがに毎回力いっぱい引いていると悪くなるのは明白です。
(余談※2)
AT車は、「P」レンジにシフトチェンジした際に
トランスミッション内部がロックされます。
(FF車であれば前輪、FR車であれば後輪)
しかし、どの位置からでもロックできるようにと幅(隙間)が大きく作られているため多少前後に動くこともありますが、内部のロックが噛み合えば車が坂道を下っていくということはありません。
AT車のサイドブレーキは「P」レンジで車が前後するのを防ぐ働きもありますし、MT車のサイドブレーキと同様の働きもあります。
なので「P」レンジで駐車しているからといってサイドブレーキを引く必要がないわけでもありませんが、絶対に引かなくてはいけないという理由もありません。
ただ、強く引きすぎる必要はありません。
車を坂道などの勾配がある所に駐車する場合は、「P」レンジで駐車した後に徐々にブレーキペダルから足を離し、トランスミッション内のロックが噛み合ったのを確認した後にサイドブレーキを引くことで、サイドブレーキの引く力が弱くても安心して駐車ができます。
上記のことから、信号などの停車は「P」レンジではなく、「N」レンジにサイドブレーキをプラスした方法が容易にシフトチェンジが行えます。
また、AT車の「P」レンジでのサイドブレーキは絶対ではありませんが、安全のためにサイドブレーキを引いておくことは大切です。