雨の日だって雪の日だって車の運転をしなければ職場、買い物に行けない人は多くいます。
しかし雨の日の運転は視界の悪さから事故の危険性が上がると共に、
燃費が悪くなってしまいます。
(余談※1)
そこで今回は燃費が悪くなる理由と、少しでも
燃費向上させるための雨の日の運転方法を紹介したいと思います。
<雨の日は燃費が悪い>
右の図は
タイヤと路面、水色は雨、又は水溜りです。
(図はタイヤが浮いていますが、晴れの日と同様に路面に設置しています)
図を見てもらえるとわかるように、雨の日の運転ではタイヤの回転方向前方に波ができ、タイヤの転がり抵抗になってしまいます。
もちろん路面からタイヤが浮いてしまわないようにタイヤには溝があり、水をかき分けていますが、かき分けが間に合わない水は図のように波となり左右に飛ばされています。
この水の波と左右に飛ばされる水が、タイヤの転がり抵抗となり燃費悪化の原因になります。
「タイヤの転がり抵抗(大)」 = 「車が進みにくい」 = 「
アクセルを深く踏む」
= 「燃費悪化」 っといった感じです。
<雨の日の運転方法>
上記の内容から、「雨の日の運転は燃費が悪くなるのはわかったけど雨をよけるなんて無理だしどうすれば?」と思われるかもしれませんが、雨水が溜まっている所を避ければ多少なりと燃費に違いが出てきます。
右の図のように道路には雨水が溜まりやすいライン(道すじ)があります。
(右の図、水色=雨水)
(余談※2)
水が溜まりやすい場所となるのは、車が通るタイヤと路面との接地位置です。
アスファルトはタイヤで削られたり、トラックが通ることで凹んだりしているので、晴れの日(普段)通る車のラインに雨の日には雨水が溜まりやすくなるということです。
普段通るラインに雨水が溜まりやすくなるので、前車のタイヤ位置から少し左右に移動すれば、そこは雨水が溜まりにくいラインとなります。
(右の図、参照)
(注意※1)
車幅によって左右への避け幅に限界もありますが、それでもタイヤ一個分なのでよほど大きな車でなければ雨水ラインを避けた運転ができるはずです。
その他、雨上がりの水溜りを避けるだけでも多少なりと燃費に違いは出てくるのではないでしょうか。