ウインカー(方向指示器)のタイミングというのは、自動車教習所で学んだように「右左折の30メートル手前から」「車線変更なら3秒前」と決まっていますが、それらを守っているだけで満足してはいけないのがウインカーのタイミングです。
(余談※1)
周りの車に迷惑をかけずに、そして同乗者に不愉快な思いをさせないドライバーになるには、ウインカーのタイミングというのは大切になってきます。
(余談※2)
ウインカーのタイミングで一番重要となるのは、車の
ハンドルを切る前にウインカーをつけることです。
これは周りの車に「右左折」「車線変更」「停車」などを行うから、「
ハンドル(ステアリング)を切ったり」、「
ブレーキを踏みますよ」と意思表示ができます。
<ウインカー意思表示なし>
ウインカー意思表示のなしのブレーキだと、後続車は何も考えずに同じようにブレーキを踏みながらついていきます。
そして前車のブレーキが右折だったとわかると、後続車は車線変更のタイミングを失ってしまい、そのままブレーキを踏みながら前車に対して不愉快な思いをしてしまいます。
(注意※1)
<ウインカー意思表示あり>
ウインカー意思表示があれば、後続車はブレーキの前に「車線変更」「避ける準備」など次の行動に移ることができます。
例えば片側2車線道路で右折レーンがない場合、なかなか右折はできません。
ここで早めにウインカーなどの意思表示をしておけば、後続車は「ここはなかなか右折できないからな」と車線変更を始めるので、たとえ右折が難しい場所であっても後続車はスムーズな流れを作ることができます。
(余談※3)
ウインカーでの意思表示は、「後続車や周りに車に迷惑をかけない」「道路のスムーズな流れを止めない」為にも必要なことです。
<最悪のウインカータイミング>
「ウインカーのタイミングが悪い」「意思表示する気もない」、これはドライバーとしてのマナーがかけてます。
下記で紹介するような、ウインカーの使い方は絶対にしないでください。
ハンドルを回す動作に重ねてウインカーをつけているのでしょうが、これで事故を起こした場合、第三者からひと言で罪が全部降りかかる場合があります。
これが右折レーンがない場所での右折のだったら最悪です。
右折車両がいないことを確認して並んでいる車もありますし、後続車両が動けなくなる場合もあるので、最悪クラクションを鳴らされてもしかたありません。
車線変更は譲り合いで行うので、適切な車間距離を保っている車の間に入る場合は先にウインカーをつけなければ不愉快な思いをさせてしまいます。