当サイトを立ち上げた当初はまだ「ETC」が今ほど普及していなかったため、高速道路の利用方法としてETCの取り付けを推奨していたのですが、今現在その普及率からETCの推奨項目は必要ないものとします。
(余談※1)
<高速道路運転へ向けての事前準備(初心者)>
高速道路初心者は十分なドライブ計画を練ってください。
「分岐点」「パーキングエリア」「出口」など、事前に予定の経路を調べておくことは高速道路での運転には必ず役に立ちます。
また、高速道路の運転は普段以上の疲れを伴いますので、運転による疲れがでないように休憩を挟みながら運転してください。
(余談※2)
高速道路を乗る前の「運行前点検」も大切ですが、定期点検を行っているのであれば自動車学校で習った程度の点検で大丈夫です。
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タイヤの空気圧点検 (「基準2.0」「調整2.2」「高速2.4」)
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ウォッシャ液点検・補充 (水、もしくはカー用品店で購入した物)
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バッテリー液点検・補充 (水道水は使えません。カー用品店で購入した物)
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エンジンオイル点検
・タイヤの溝
(詳しくは「
自分で車整備」を参照のこと)
自分で整備ができずどうしても不安な方は、カーディーラーで点検してもらうことも可能です。
(「
自動車ディーラーの使い方」を参照のこと)
ドライビングポジションの調整も重要です。
特に家族と車を共有しているドライバーは自分に合った設定にすることにより、高速道路運転による疲れを軽減することができます。
・ルームミラーの調整
・ドアミラーの調整 (右ミラーは、合流と追い越し車線への移動に使用します)
・シートポジション調整 (高速道路では少しゆったり設定に変更)
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ハンドルの高さ調整 (低めの方がゆったりと運転できます)
<高速道路の合流(初心者)>
「ペーパードライバー」や「初心者ドライバー」は、高速道路の「合流が怖い」との質問を多く見受けられます。
一般車両の高速道路の速度は「70km/h 〜 100km/h」
制限速度を超えて「100km/h以上」の速度を出しているドライバーもいます。
上記の速度に合わせるためにも、合流の際は十分な加速が必要となります。
合流に必要な速度として「90km/hぐらい」でていれば大丈夫ですが、
アクセルの踏み具合は車種(排気量)によって違うので一概に説明はできません。
およそアクセルペダルを半分以上(1/2〜2/3)踏み込めば、十分な加速が確保できるはずです。
車の車種、排気量によって「加速のタイミング」が違ってきますので、加速レーンではできるだけ単独で走行(加速)できるようにしましょう。
普通車の排気量であればアクセルペダルを踏んでからの加速が速く、タイミングは遅くても問題ありません。
軽自動車などの軽排気量の場合、加速タイミングを早くしないと十分な加速ができません。
もし2台が並んで前車が高排気量の車種であった場合、後車の軽自動車は前車が加速するまで加速はできません。
タイミングが遅くなった軽自動車は不十分な加速&速度で合流しなくてはいけなくなりますので、加速レーンでの「車間距離は長く」できれば「単独での加速」ができるようにしましょう。
料金所で車が詰まってしまった場合には、加速レーンに行くまでの間で徐々に前車との車間距離を開けておき、自分のペースで加速できる距離をつくりましょう。
走行車両と同等の速度であれば簡単に本線に合流ことができますし、本線を走行中の車両も合流を考慮して移動してくれます。
また多少無理して本線に合流しても、「他のドライバーが減速」してくれたり、「右斜線へ移動」してくれるので安心して合流してください。
(注意※1)
それでも相手に不愉快な思いをさせたくなければ、本線を走行している車両の後ろで合流することで嫌な思いはさせないでしょう。
<高速道路運転中>
高速道路は一般道と比べ得られる情報が少なく視界も狭く感じるため、その少しの情報から色々と考えなければいけません。
「自分」や「車」、「他車」から「発信」「表示」される情報をきちんと読み取り、安全・快適なドライブを手に入れましょう。
排気量が小さい車だと、ちょっとした傾斜で簡単にスピードが落ちてしまいます。
高速道路での無意味な減速は「渋滞」「事故」の元となりますので、速度をこまめにチェックし速度変化がないようにしましょう。
高速道路では一般道のように容易に助けを求めることができませんし、ガソリンスタンドもなければ修理工場もありません。
こまめにメーターの計器を確認する必要はありませんが、たまに確認する程度の感覚で「燃料の残量」「水温計」「ウインカー」を出したままにしていないかなど確認しましょう。
(余談※3)
前方だけに集中して運転するドライバーがいますが、後続車両の動きを確認するのも高速道路での運転には必要です。
必要以上に確認する必要も凝視する必要もありませんが、2・3分に一度軽く見る程度でよいので確認しましょう。
高速道路でのパッシングにはドライバー各々の意味があり、一概にどういった意味が込められているとはいえません。
以下の項目からあてはまるものを選び臨機応変に対応しましょう。
「道を譲って」
高速道路を使用して急いでいる方が「道を譲って」くださいと、パッシングをしてアピールしています。
「危ない」
車線変更中にパッシングされた場合、それは割り込み斜線で「走行中の車」との「進入速度」が合ってなく、「邪魔者」と判断されたり「危ない」と思われパッシングされています。
「譲ります」
色々な場面で使われますが、車間を開けてくれた後でパッシングされたのであれば、それは道(車線)を譲ってくれるサインです。
追い越し車線での右ウインカーは「急いでる」サインだと良く聞きます。
それが正しいのかわかりませんが、後続車両との車間距離から相手の心を察し、道を譲るなどしましょう。
高速道路で先行している車がハザードランプを点滅させた場合、その先に「事故車」、もしくは「渋滞」が始まっており、後続車に「ブレーキを踏んで減速」することを合図して(知らせて)います。
また、減速が必要であると確認できたらあなたもハザードランプを点滅させ、「追突」、「玉突き事故」防止のため後続車に知らせる必要がります。
もしくはその車両が「故障し減速走行」をしているか、「路肩に車を止める合図」の場合もあります。
どちらにしてもハザードランプを点滅させている車がいたら、前方に注意して運転する必要があります。
<加速や追越は勾配を利用する>
多くの高速道路入り口(合流)が下り坂であるように、勾配を利用することによって容易に加速することができます。
他にも「加速」や「追い越し」に勾配を利用することによって
燃費向上に繋がりますので、以前紹介した「
道路の勾配を最大限に利用」を読んでみてください。
<燃費がいいのは80km/h前後>
車の種類によって多少異なってきますが、高速道路で空気抵抗と燃料の使用量の割合が一番よいとされている速度が、「80km/h前後」とされています。
これ以上の速度になると車への空気抵抗が増え、「速度維持」に必要な燃料が増えてくるといわれています。
高速道路はパーキング意外にガソリンスタンドがないので、次の給油場所まで燃料が怪しくなってきたら、80km/hで走るとよいでしょう。
<スリップストリームは危険と隣り合わせ>
モータースポーツでよく耳にするスリップストリームとは、前車の後ろに近づいて走行することによって車への空気抵抗を減らし走行するテクニックです。
スリップストリームを使って
燃費向上と謳っているサイトもありますが、その効果を得られるまで最低でも10m以内に車間距離を近づけなければいけません。
それを「運転技術」「車のタイプ」「目的地が違う」他の車でスリップストリームを行うのは大変危険な行為なので止めましょう。
トラックの後ろなどを走行して「スリップストリームの効果で燃費向上した」などありますが、トラックであれば多少離れていても効果はあるかもしれません。
しかし、単にトラックドライバーが無駄な
アクセルワーク使用せずに一定走行だったり、その車両重量から燃費の良い80km/h前後での走行しているトラックの後ろを走って燃費向上したのを勘違いしているだけかもしません。
それほど高速道路でのスリップストリームは効果が得られません。