車研究所 ≫ 部品名称・自動車用語 ≫ ハ行 ≫ ピストン
・リニューアルによる新ページ追加&増量!!
・掲載内容に関する「注意」「余談」は右メニューに表示されます。
ピストン
ピストンとは、シリンダー内を往復することで圧縮空気を作り、エンジンがエネルギーを発生させた後、ピストンが下降することでクランクシャフトへと力を伝えるための構成部品のひとつです。


・求められる条件
耐圧、耐熱性に優れており、強靭性、耐摩耗性もピストンには求められます。

焼付き防止のため熱を素早く逃がし、熱伝導性に優れ、熱膨張が小さいことが求められます。

慣性力の影響を受けないため、軽量であることが求められます。
そのため昔は「鋳鉄製」のピストンが多かったですが、今はアルミニウム合金製のピストンが殆どです。



・形状
「楕円形ピストン」
ピストンを円で作らず、あらかじめ楕円形にして作られています。
熱膨張によって、円になるようにしています。


「テーパーピストン」
ピストン上部が小さく、下部が大きく作らています。
熱膨張によって、上部と下部の大きさが同じに近づくようにしています。



その他、ピストンスカートの形状を変え軽量化したり、ピストンピンの中心をオフセットすることによる、サイドノック防止などしています。



注意
※、知らずに困った車の部品名称・自動車用語を記載内容にリンクしています。
「自動車メーカー」「地方」によって違った表現もあるかもしれませんが、あくまでも個人サイトということを忘れずにお願いします。
部品名称・自動車用語
アクセスランキング