ウエストゲートバルブとは、
ターボチャージャーにおいて、規定以上の過給圧上昇を防ぐための装置です。
右の写真は、ウエストゲートバルブ作動に必要なアクチュエーター。
ターボチャージャーのタービンが高回転で回転するほど過給圧は上昇します。
高回転で回転しているタービンは、その回転で更なる高回転をまねきノッキングが発生し、最終的にはその上昇した過給圧によって、
エンジンがブローしてしまいます。(その他安全装置があります)
エンジンブローを防ぐために必要となってくるのがウエストデートバルブです。
排気ガスによってタービンを回転させるターボチャージャーの構造を利用し、過給圧が規定以上になると排気ガスを別の配管(ウエストゲート)に送ることによって、タービンの更なる回転を防止しています。
「ウエストゲートバルブ」(排気バイパス方式)
タービンによって上昇した過給圧を利用しスプリングを縮め、タービンの回転力を発生させる排気ガスを別の配管(ウエストゲートバルブ)に送ることによって、タービン回転の上昇を防ぎます。
「ブローオフバルブ」(吸気リリーフ方式)
設定過給圧になると過給された空気を
インテーク側に戻したり、外に排出したりしています。