車研究所 ≫ 部品名称・自動車用語 ≫ A〜Z行 ≫ ECT(エレクトロニック・コントロール・トランスミッション)
・リニューアルによる新ページ追加&増量!!
・掲載内容に関する「注意」「余談」は右メニューに表示されます。
ECT(エレクトロニック・コントロール・トランスミッション)
ECT(エレクトロニック・コントロール・トランスミッション)とは、オートマチックトランスミッション(AT)や、CVTなどの変速機を制御するシステム名です。
(ECTはトヨタの電子制御ATの名前です)

エンジンやトランスミッションに取り付けられた各センサーの情報から車の走行状態を判断し、最適なシフトを選びシフトチェンジします。



<役目>
・燃費向上
走行状態に適したシフト(変速比)を選ぶことで「運動性能」が向上しますし、「燃費向上」を実現させています。


・スムーズな変速
変速時にエンジンの「回転数を調整」したり、「点火時期を遅らせたり」、「フューエルカット」を行うことで、変速時のショックを低減させています。


・保守、安全
「N」 → 「D」レンジにシフトチェンジの際、アウトプットシャフトなどの駆動系に、急にトルクがかからないように「2」速に変速した後、「D」レンジへとシフトチェンジしています。

エンジン始動時の急な圧力がかからないように、シフトポジションによってはエンジンが始動しないようにしています。




<変速パターン>
・ノーマル
基本の変速パターンとなり、燃費が向上するように設定されています。


・パワー
変速点が高めに設定されているため、アクセルの踏み具合の割にエンジン回転数を高く引っ張ることができ、パワフルな運転ができるようになっています。


・マニュアル
任意のシフトに固定することができ、AT車でありながらマニュアル車の様な運転が可能となります。

このマニュアルで「パドルシフト」に代表されるような運転が可能です。




<故障とフェイルセーフ>
・故障
センサーやソレノイドに異常が発生した場合に、「オーバードライブ(O/D)インジケーターランプ」が点滅するようになっています。


・フェイルセーフ
上記のように、トランスミッションに異常や故障が発生しても走行ができるようにと、正常なソレノイドを使用して走行が可能になるようにしています。



注意
※、知らずに困った車の部品名称・自動車用語を記載内容にリンクしています。
「自動車メーカー」「地方」によって違った表現もあるかもしれませんが、あくまでも個人サイトということを忘れずにお願いします。
部品名称・自動車用語
アクセスランキング