ECUとは、「
エンジン・コントロール・ユニット」の略です。
今の車は全て「電子制御」されており、各
センサーからの情報をECU(エンジン・コントロール・ユニット)に集め、その情報から理想の「点火時期」「燃料噴射量」「動弁機構」などを制御しています。
ECUによって電子制御になった車は「エンジン性能」「
燃費」「環境問題」など、その他もろもろ向上しています。
「自己診断機能」なども追加されており、不具合が発生した瞬間のデータを記憶しておくなど修理の際に参考資料となるようになっています。
車の制御が「機械式」から「電子式」に変わってきたことから、車に不具合が発生したからといって昔のように簡単に修理ができなくなってきています。
ECUの故障データを読み取るための診断機器の値段が高く、自動車メーカーごとに規格が違うため揃えるのことは難しいです。
(マルチタイプもあります)
<機能>
ECUに入力される信号に異常が発生した時に、ドライバーや
整備士に知らせたり、発生した信号を記憶して故障診断の手助けをします。
ECUに入力される信号に異常が発生し、エンジン不調や触媒など異常加熱が発生しそうな場合に、ECU内に記憶されている標準値で車の走行を可能にします。
ECUに異常が発生すると、バックアップICによる固定信号に切り替え出力することによって、車を走行可能にします。