目視による
スパークプラグの焼け具合や色などの状態から、
エンジンの不具合など原因究明を行っていきます。
<スパークプラグの色>
エンジンに対するスパークプラグの熱価は適切で、燃焼状態も良好だと言えます。
エンジンに対するスパークプラグの「熱価が低く」、適切だとは言えません。
また「点火時期の進み過ぎ」や、「混合気が薄い」、「圧縮不良」、「スパークプラグ取り付け不良」などが考えらます。
エンジンに対するスパークプラグの「熱価が高く」、適切だとは言えません。
また「点火時期の遅すぎ」、「火花不良」、「吸入空気量の不足(
エアクリーナー目詰まり)」、「混合気が濃い」、「エンジン低回転での使用」などが考えられます。
「スパークプラグの失火」、「燃焼室への
オイル侵入」などが考えられます。
<スパークプラグの不具合>
スパークプラグによる自己清浄作用が作動しないと付着したカーボンが焼き切れずに残り、発火部全体に付着したカーボンによってスパークプラグが失火することを、「くすぶり」といいます。
混合気が濃すぎたり、くすぶりによる失火によって燃料が燃焼できなかったことを「かぶり」といい、スパークプラグが燃料で濡れてしまいます。
かぶりは、スパークプラグを取り外し清掃することで再使用できますが、かぶりの原因を改善しないと、再度同じようなことがおこります。
スパークプラグ中心電極の温度が「950℃」以上になると、その熱で燃料が点火してしまい、プレイグニッション(早期着火)が発生します。
さらに温度が上昇してしまうとスパークプラグが焼けとけてしまい、取り付けたスパークプラグの熱価が正しくないとこのようなことが起こります。
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スパークプラグ火花点検