車の「騒音」「ノイズ音」は、ドライバーを不快な気分にするだけではなく、車の乗っている搭乗者全員にかかわる問題です。
そして一度でも「気づいたり」「気になってしまう」と、乗るたびに不快に思ってしまう厄介者です。
点検すれば必ずしも改善されるわけではありませんが、点検の際、ある程度状況(発生条件など)を説明する必要があります。
<こもり音>
走行中どこからともなく聞こえてくる「こもり音」は不快なうえ、耳に圧迫感をあたえます。
「特定の
エンジン回転数」 = 前後「50min」ぐらいの範囲で発生。
「特定の速度」 = 前後「10km/h」ぐらいの範囲で出発生。
吸気系部品(エアダクト)の「ビビり」、「接続部の緩み」が考えられます。
排気系部品(
マフラー)の「ビビり」、「固定部品の劣化」が考えられます。
プロペラシャフト「回転のアンバランス」、「ジョイント部の位置」がずれているなどが考えられます。
低、中速こもり音 「30〜100hz」
高速こもり音 「100〜200hz」
<ビート音>
発生するビート音が、波を打っているように周期的に発生します。
ビート音が発生する特定の領域の中でも、速度が速くなればなるほど繰り返しのテンポが速くなります。
「エンジンの振動」 + 「エンジン補機の振動」
「エンジンの振動」 + 「駆動系の振動」
振動から発生する周波数の間に「2〜6hz」の違いがあると、ビート音が発生するとされています。