スパークプラグとは、ガソリン
エンジンに必要な火花を発生させる部品です。
「A」 = 「碍子」
「B」 = 「中心電極」
「C」 = 「接地電極」
「D」 = 「プラグギャップ」
プラグギャップ狭ければ電圧が低くても火花は飛びますが、プラグギャップが広いと電圧が高くなければ火花は飛びません。
しかしプラグギャップが小さい場合、火花の熱が混合気に着火するために必要な熱量が発生しません。
そのためプラグギャップを広げることで着火性が向上しますが、飛火性が低下します。
そしてプラグギャップは使っている間に広くなるので、適度なギャップに調整しておく必要があります。
シリンダー内に発生するカーボンがスパークプラグに付着するのを、スパークプラグ中心電極の温度によって焼き払うことができます。
これを自己清浄作用といい、約450℃〜950℃の間で行われます。
スパークプラグ放熱の度合いを表します。
熱価「高い」 = 「熱が溜まりにくい」
熱価「低い」 = 「熱が溜まりやすい」
「高圧縮比・高回転型エンジン」 = 「高熱価タイプのスパークプラグを使う」
「低圧縮比・低回転型エンジン」 = 「低熱価タイプのスパークプラグを使う」
熱価は碍子の長さによって変化します。
「高熱価」 = 「コールドタイプ」 = 「冷え型」 = 「碍子=短い」
「低熱価」 = 「ホットタイプ」 = 「焼け型」 = 「碍子=長い」
「くすぶり」 = 「炭素が付着して、火花が飛ばない」
「かぶり」 = 「ガソリンが付着して、失火」
「焼け」 = 「温度が高すぎて、スパークプラグが焼ける」