車研究所 ≫ 車のトラブル・手抜き整備 ≫ 点検・整備後に車のチェック
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手抜き整備防止のため点検・整備後に車のチェック
車の点検・整備、自動車ディーラーやカー用品店の自動車整備士を信じて任せっきりになっていませんか?


・自動車整備士も人の子
毎日のハードな仕事の中で「楽な道(手抜き)」を見つければ楽な方に流れることもありますし、「ミス」をすることもあります。

自ら好んで作業ミスをする整備士はいないので「作業中のミスを責めることはできません」が、「楽をしたいため手抜きをしたり」、「作業ミスを誤魔化したり」する整備士もいますので注意が必要です。



・プロの誤魔化し
皆さんが思っている以上にプロの誤魔化し方はすごいですよ。
内装品を取り外したときにできた「キズ」などは、ほんとに注意して見ないとわからないぐらいに誤魔化します。



・点検・整備後には確認
車の点検・整備後に自分で点検個所を確認しなければ、プロの誤魔化しには気づきません。
自動車整備士の私も推奨します「点検整備後は点検個所を確認しましょう」

点検・整備後に自身の車の点検個所を確認することにより車に関する知識も向上しますし、簡単な点検・整備であれば自分でできるようになります。

また自動車整備士の「作業ミスによる誤魔化し防止」、「手抜き整備防止」にもなります。



・簡単な整備でも注意が必要
車のメンテナンスで一番多い「エンジンオイル」「オイルエレメント」交換。

作業そのものは簡単ですが、エンジンオイルを交換した後のオイル量は一度エンジン始動するだけで変化します。
そのためエンジン始動後のオイル量が適切であるか確認する必要がありますし、余裕があれば「フィラーキャップ」「ドレーンプラグ」が締まっているか確認する必要があります。


他の点検整備と組み合わせたプランで点検・整備をしてもらった場合でも、簡単でもいいので点検整備個所を確認する必要があります。

全てを確認できなかったとしても「エンジンオイルの量」、オイルエレメント交換時に漏れたオイルを「清掃しているか」など確認しましょう。
(余談※1)

これを綺麗に清掃していないと、家の駐車場にオイル(数滴のオイル)の漏れた後ができたり、油が浮いた跡ができたりします。
(注意※1)



・内装品は特に注意
内装品を取り外すなどの室内作業を行った場合は「特に注意が必要」です。

キズをつけないようにとガムテープを張ったりして内装品を保護しながら取り外しますが、キズを付けることもあります。
ですがもし内装品にキズをつけたとしても、実はあまり気にしません。

それは後で誤魔化せばいいと思っているからです。


内装品へのキズの誤魔化し方は秘密(人それぞれ)ですが、どんなに上手に誤魔化したとしても注意して見られるとわかります。

ただ逆に、注意せずに簡単に見ただけではわからないぐらいに誤魔化せるということです。



・客の心理
もしあなたがカーナビやカーオーディオを交換してもらい、戻ってきた車に乗り込んだとき「どこを見ますか?」「何をしますか?」

たいていの人は新品になったカーナビやカーオーディを触っています。
交換のために取り外したコンソールパネルや、カーオーディを周辺を確認せずにです。


そこに誤魔化しが上手な整備士はつけこんできます。
なぜなら「キズを目立たなくすればお客は気づかない」し、「作業ミスを上司に報告しなくてよい」からです。



・点検・整備後には確認が必要
少しでも上記の説明で愛車の点検整備後には「チェックが必要」だと思っていただけたでしょうか。

点検・整備後、1週間程度であれば、キズが付いた部品を新品に交換してもらえますので、カーナビやカーオーディオなどの室内用品取り付け交換の際は、その周辺の内装品のチェックだけではなく「内装全体のチェック」を忘れずにお願いします。

その他の点検・整備も同様に「点検個所をチェック」していきましょう。



余談
※1、車の「車種」「エンジン」によってオイルエレメントの取り付け位置は違いますが、オイルエレメントが横に取り付けてあるエンジンの場合、オイルエレメントを取り外した時にオイルがエンジンとオイルエレメントの取り付け面から漏れエンジンに垂れることがあります。
注意
※1、エンジンに垂れたエンジンオイルを綺麗に清掃していないと、次回の点検時にエンジンからオイル漏れがあると誤認される確率が上がります。
経験が長い整備士ならオイルエレメントからと気づきますが、経験が浅い整備士だとそれがわかりません。
オイル漏れの整備は作業時間が長いものが多く高額なので注意が必要です。

※、ここに掲載されている内容は、ごく一部の症例です。
全ての自動車整備士が、このような手抜き整備を行っているわけではありません。
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