車研究所 ≫ プロ洗車方法 ≫ 鉄粉取り下地処理
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鉄粉取り、コーティングへの下地処理
洗車をしたのにボンネットなどを触ると、ザラザラしていることがあると思います。
それは塗装(ボディー)に刺さった鉄粉が原因です。

鉄粉とは文字通り「細かい鉄の破片」で、工事現場などに浮遊している鉄粉が車が通ることで舞い上がり、クリア塗装面に刺さっていくことでザラザラします。

鉄粉がつくことで「ワックスコート持続力低下」、「ボディー塗装の変色」などが起こるため、一年に一度のペースぐらいで鉄粉取りを行う方が多いです。


鉄粉は「鉄粉取り粘土」、「鉄粉除去シャンプー・スプレー」など使用し、根気よく作業を行うことで取り除くことができます。
(余談※1)
(注意※1)




<鉄粉除去シャンプー・スプレー(鉄粉取り)>
軽度の鉄粉除去にはシャンプー・スプレーが有効です。
鉄粉取り粘土と異なりキズが付きにくいといった特性あります。

ただ化学反応で鉄粉を除去するため、鉄粉以外の異物が取れないといった難点があります。

作業は取扱説明書通りカーシャンプーの要領で作業を行うか、スプレーを吹き付け水で流すと言った物があります。




<鉄粉取り粘土(下地処理)>
鉄粉取り粘土を使用しての作業は、丁寧に行わないと小キズが増える原因となります。
力を入れずなでる程度の力で、水の流れに沿って作業を行うことが大切です。

「細かい作業が苦手」、「ボディーへのキズが気になる」様な方はプロに任せ、鉄粉取りから磨き、コーティングまで行ってもらう方が、綺麗で新車に戻ったかのようなボディーになります。


・作業手順
1、粘土を練り、柔らかく平らにします。


2、水を流しながら、もしくはボディーが濡れた状態で作業を行います。
(水はボディーと粘土との間の潤滑剤と考えてください)

粘土の動かし方
3、水の流れる方向、風の方向に、一定方向で動かし鉄粉を取っていきます。

これは塗装の流れを作ることによって、水垢などの汚れがボディーに溜まらないようにします。
(注意※1)
また、この方法が一番キズがつきにくいです。


4、粘土が黒くなったら練り直し、平らな面を作ります。


6、手でボディーを触り、ザラザラ感がなくなったか確認します。


7、これを繰り返し行い、ボディー、ボンネットなど部分作業を行っていきます。


8、最後に軽く拭きあげて終了です。



余談
※1、自動車整備士の多くは鉄粉取り粘土をポリッシャー、バフで取り除いています。
鉄粉取りシャンプー・スプレーの性能・効果等は製品によって異なります。
注意
※1、鉄粉を取り除く粘土やカーシャンプーは、その性能から塗装をキズつけやすいので、慎重に作業を行う必要があります。

※、プロの自動車整備士による洗車方法ですが、あくまで車に詳しい方の洗車方法だと思って参考にしてください。
ここで記載されている内容での「作業ミス」「トラブル」等の責任は一切当サイトは請け負いません。
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