ワックスを使用してのボディーコーティングと、コーティング剤を使用してのコーティングを一緒と勘違いされる方もいますが異なります。
ボディーメンテナンスによって異なりますが、ワックスの持続性は一ヶ月程度ですが、コーティングは3ヶ月から一年程度と長いものもあります。
しかし、光沢などボディーのツヤはワックスでなければだすことができません。
そしてコーティング剤の使用は難しく、コーティング前のボディーメンテナンスを丁寧に行わないと、きちんとした効果が得られないことが多いです。
<作業手順>
コーティングの作業手順は、そのコーティング剤によって異なることも多いので一概にどの方法が正しいとは言えませんが、下地処理など大まかな作業は同じことが多いです。
1、シャンプー洗車
ボディーについた汚れ、油膜を除去します。
詳しくは、「
シャンプー洗車」項目を参照してください。
2、鉄粉除去
塗装面についた鉄粉、その他汚れを取り除きます。
詳しくは、「
鉄粉取り下地処理」項目を参照してください。
3、ボディー磨き
細かい(薄い)コンパウンドを使用し、ボディー表面の小キズ、凹凸を平らにし、コーティングの効果を高めます。
プロはバフ、ポリッシャーを使用し磨き上げますが、新たに道具が必要になるのと作業が非常に難しく、ボディーに新しいキズなどを作る原因になりかねません。
4、脱脂、もしくはシャンプー洗車
コーティング剤の効果を高めるために塗装面専用の脱脂剤を使用したり、シャンプー洗車で脱脂を行います。
ここで脱脂を行わなかったり、シャンプー洗車を行わないやり方もあります。
その場合は、丁寧にコンパウンドを拭き上げコーティング剤を塗っていきます。
(余談※1)
5、コーティング剤の塗布
コーティング剤の説明書に従って丁寧に作業を行ってください。
塗り終わってから待つ時間と、仕上げ剤を塗り込む物もあります。
(6)メンテナンス洗車
コーティング後のメンテナンス洗車には、「水垢取り」「コンパウンド」が入っていないカーシャンプーを使用します。
安い泡立ちだけのカーシャンプーだと考えてください。
それでもコーティングが多少なりと落ちると思ってください。
心配な方は水洗い洗車をオススメします。
(7)重ね塗り
ワックスと異なりコーティング剤は重ね塗りすることができます。
ただし水垢などができているのに重ね塗りを行うと、逆に水垢が取りにくくなってしまいますので注意が必要です。
重ね塗りは2、3日後ぐらいに一度だけ行うと良いでしょう。