シリンダーヘッドとは、
シリンダーブロック上部に設置されており、
エンジンを構成する重要な装置です。
「燃焼室」
「動弁機構(
バルブ)」
「
スパークプラグ穴」
「
インテークマニホールド」
「
エキゾーストマニホールド」
「ウォータージャケット」
「
オイル通路」
などがシリンダーヘッド内に設けてあり、エンジンが作動するにあたって重要な機構が組み込まれています。
燃焼室に設けた過流室の半円を少し小さくすることで、圧縮工程の際に空気の流れを作り、混合気と空気が良く混ざるような強い過流を発生させています。
「スキッシュ」 = 「圧縮による過流」
「スワール」 = 吸気による「横渦」
「タンブル」 = 吸気による「縦渦」
「オーバーヘッドタイプ」
現在主流のヘッドタイプで、シリンダーヘッド内にバルブ機構があり複雑となりますが、燃焼室がコンパクトになり、火炎伝播距離が短いのが特徴です。
「サイドバルブタイプ」
バルブ機構がシリンダーブロック側にあり、バルブ機構が簡単です。
エンジンの全高が低く、剛性が高いです。
火炎伝播距離が長いですが、振動や騒音が小さいのが特徴です。