事故車(修復歴)の定義に当てはまらない車のフレーム(骨格)以外の修理(修復)は、「事故車」「修復歴」としてお客に提示されないので、自分自身で調べる必要があります。
「修復歴が残るほどの事故ではない」は、「軽い事故」「擦りキズ」の場合もあれば「イタズラ」によるものもあります。
<チェック項目、点検個所>
ボンネット取り付け部のボルトには塗装がされています。
このボルトの頭に工具の後(塗装の削れ)がないか確認します。
ボンネット裏には「
エンジンの情報」などが記されているシール(サービスインフォメーション)が貼られています。
ボンネットを交換していると、シールまで注文して貼り付けている業者は少ないので、シールがあるか確認します。
ボンネット交換は「イタズラ」や「飛び石」の可能性もあります。
車に使用されているガラスには全て自動車メーカー名が記されています。
ガラスの四隅を確認しメーカーを確認します。
ひとつでもガラスメーカーが違った場合、ガラス交換をしています。
その当時の「オーナー」や「板金屋」が安く修理代を済ませようと、「安いガラス」を使用した場合にガラスメーカーが異なります。
ガラス交換は「飛び石」の可能性もあります。
板金塗装をしていないか遠目から色の違いを確認します。
「色の違い」「日焼けの度合い」を見てチェックしますが、よほど粗悪な板金でなければ見分けること難しいです。
上記のように見た目での判断は難しいですが、
エンジンオイル交換などに使用する「マグネットハンド」に布をかぶせ、磁石と鉄板との引き付けあう力でパテ塗りの有無を確認します。
少しでも引き合う力が弱いところは、パテ塗り修理の可能性があります。
「バンパー」「ボンネット」「フェンダー」「ドア」など、取り付け時の隙間は全て均等になっています。
隙間が少しでもズレていたら、取り外している可能性があります。
バンパーのズレは年数によるものもあります。