フロントナンバープレートの留め具に使用されているボルトの多くは、防錆加工が施された鉄のボルト(ネジ)が使用されていますが、野外駐車場など車を外に駐車することが多いと、ナンバープレートの留め具として使用されている鉄ボルトが錆てしまうことがあります。
一度ボルトが錆びてしまうと雨水などで徐々に錆びが流れ、ナンバープレートの表面を伝って流れ落ちていきます。
そして最終的には、ナンバープレート表面に、錆びの流れた後(錆びの涙)をつくり、大切な車の見た目を悪くしてしまいます。
(右の写真のようになります)
鉄製のボルトより錆びに強く(錆びない)、そして容易に入手可能なステンレスボルトに交換することをオススメします。
ホームセンターやカー用品店などの商品パッケージに材質が記載されていますが、鉄は磁石に引き寄せられ、ステンレスは磁石に反応しません。
(不安な方は、購入の際に店員に確認することをオススメします。)
ナンバープレートのボルト規格が統一されているとは聞いたことがありませんので、ステンレスボルトを購入する前に「サイズ」「長さ」「ピッチ(ネジ山の数)」を確認し、購入する必要があります。
定規などで簡単にサイズ、長さなどを確認できますが、もし不安が残るようであれば、取り外したボルトを持ってホームセンターなどに行くことをオススメします。
ボルトのサイズを確認するためにもナンバープレートのボルトを取り外しますので、どちらも同様の手間がかかります。
(余談※1)
(注意※1)
ボルトの緩み止めにスプリングワッシャーが使用されています。
こちらも必要となるので、ステンレス製のスプリングワッシャーを購入してください。
フロントのナンバープレートに「2本」、リヤのナンバープレートは片方が封印されているので、交換できるのは「1本」です。
よって交換するボルトの合計は「3本」となります。
ナンバープレートに使用されているボルトの多くは、ドライバーでも取り外すことができるように十字の溝がありますが、脱落防止のため容易に取り外しはできません。
10mmのソケットを使用し、ボルトの外側から力を掛け取り外すようにしてください。
(注意※1)
取り外したナンバープレートを綺麗に清掃します。
特に錆びが流れた跡がある方は、綺麗に拭きあげてください。
液体コンパウンドなどの使用は避けてください。
ナンバープレートの白に色にムラができてしまうのでオススメできません。
上記のこのに注意し、最後にナンバープレートのボルトを締めたら交換作業は終了です。