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レリーズシリンダー
レリーズシリンダーとは、マスターシリンダーで発生した油圧をフレキシブルホースを経由してレリーズシリンダーに伝えられ、レリーズシリンダーの動きはクラッチ系のレリーズベアリングに伝えられます。



<レリーズシリンダーの種類>
・調整式レリーズシリンダー
レリーズシリンダーの動きを調整することができ、クラッチの遊びを調整することができます。

逆にクラッチディスクが摩耗してくると、その摩耗量から遊びを調整する必要があります。



・無調整式レリーズシリンダー
レリーズシリンダー内のピストンを「コニカルスプリング」の力で軽く押し出すことにより、遊びを常に「ゼロ」に保つことができます。

そのためクラッチディスクが摩耗しても遊び調整の必要が無いため、現在よく使用されています。




<発生する油圧>
・マスターシリンダー
「油圧(kgf/cm2)」 = 「力(kgf)」 ÷ 「断面積(cm2)」

クラッチペダルからの力を「20kgf」とし、マスターシリンダーの断面積が「2cm2」とした時、その計算式は「20kgf/cm2 = 40kgf ÷ 2cm3」

この発生した油圧「20kgf/cm2」をレリーズシリンダーに送った時に発生する力は、その表面積の大きさで強くなります。



・シリンダー
「力(kgf)」 = 「油圧(kgf/cm2)」 × 「断面積(cm2)」

マスターシリンダーから送られてきた油圧を「20kgf/cm2」とし、レリーズシリンダーの断面積が「5cm2」とした時、その計算式は「100kgf = 20kgf/cm2 × 5cm2」となり、シリンダーで発生する力は「100kgf」となります。



注意
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「自動車メーカー」「地方」によって違った表現もあるかもしれませんが、あくまでも個人サイトということを忘れずにお願いします。
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